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映画「セブン」を観た!(ブラックウッド)追記スケッチあり

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【セブン】
1995年 アメリカ /監督:デヴィッド・フィンチャー  出演:ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン


 「国民的」(?)ドラマにして映画シリーズの「踊る大捜査線」のシリーズ序盤に「いいよねー。セブンのモーガン・フリーマン」というセリフがあります。

踊る大捜査線(1) [DVD]

 「踊る〜」の和久さん(故・いかりや長介)は明らかにこのモーガン・フリーマンがモチーフになっており、以降「血気盛んな若手刑事と渋い老刑事のコンビもの」が以前にも増して大量に作られることなりました。

 この頃の刑事映画は犯人が徐々に正気を失っていて、少し前の時代になりますが極北である「羊たちの沈黙」とかを生んだりしてます。

羊たちの沈黙 [Blu-ray]

 日本では「となりのトトロ」

となりのトトロ [DVD]

 とかがヒットしてるのに、アメリカ人は同じころ「レイジング・ケイン」とか観てた訳ですな。

レイジング・ケイン [DVD]

 私はSFは好きなんですが、ミステリは不案内なので伝聞ですが、ダンテの「神曲」に登場する「七つの大罪」をモチーフにしたミステリは史上初なのだそうです。


神曲 地獄篇 (河出文庫 タ 2-1)
神曲 地獄篇 (河出文庫 タ 2-1)

 「マザー・グース」とかのミステリは良く聞くのですが。「七つの大罪」

七つの大罪 コミック 1-24巻セット (講談社コミックス)
(漫画:七つの大罪)

は聖書由来の概念ではないので取り上げられるのが遅れたってことなんでしょう。

 ちなみに「鋼の錬金術師」


鋼の錬金術師 完全版 コミック 全18巻 完結セット (ガンガンコミックスデラックス)
(漫画:鋼の錬金術師)


にはこれら「七つの大罪」から引用した名前を持つ敵キャラが出てきます。グリード(強欲)とかエンヴィー(嫉妬)とか。


 「セブン」は、言ってみれば「見立て殺人」ものです。

 アガサ・クリスティの「ABC殺人事件」のように見立てることがトリックになってるものもあります。

ABC殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 

 なんだけど、「セブン」は余りにも「死体」のビジュアルに凝りまくった画面が非常にスタイリッシュで、ブラッド・ピットの格好よさもあり、凛々しい女性捜査官路線だった「羊たちの沈黙」とも異なるカルト人気を獲得しました。

 当時私は映画学校に通っていたのですが、独特の細切れで神経を逆なでするタイトルバックに影響を受ける奴が多数だったものです。


(Youtubeより)

 当時はまだ映画館で「入れ替え制」が今ほど一般的ではなかったのですが、衝撃的過ぎるラストにとてももう一度観る気にはなれず、劇場を出てしまいました。


 監督のデビッド・フィンチャーといえばその後「ゾディアック」とか

ゾディアック [DVD]

「ゴーン・ガール」とか

ゴーン・ガール(初回生産限定) [DVD]

なんといっても「ファイト・クラブ」

ファイト・クラブ [Blu-ray]

を監督することになる当代一流のスタ—監督なんですが、この頃は代表作として「エイリアン3」しかないという惨状。

エイリアン3 [Blu-ray]

 この作品で一気に「エイリアン3」の汚名を返上したというところです。

 常に雨が降り続く薄気味悪い街並みや独特の雰囲気など、かなりのものが「ここから始まった」作品なので、未見はありえないでしょう。

 何がネタバレになるか分からないので、未見の人の前での言動は慎重に。痛い思い出があるんです…個人的に。




「この世は美しい。戦う価値がある」
 …後半部分には賛成だ。

セブン [Blu-ray]
セブン [Blu-ray]

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以下、黒家カイミ追記。

私も学生の頃に観た映画で、後味悪くて2度観ようとは思わなかったです。

1回DVDで観て、しばらく経ってテレビで吹替を1度観た2回位しか観てないです。

それにもかかわらず、だいたい20年前に観た映画なんて内容忘れているものが多いのに、くっきり覚えているシーンが多く、内容も思い出せるというのはすごい映画です。シナリオや映像が素晴らしく良く出来てるし。
最後のシーン、ブラピの怒りと悲しみがない交ぜになった苦悩の表情後の、「最後の表情」にぜひご注目ください。

↓この記事あげて数日経ってから100記事めだったということに今更ながらに気づき追記スケッチしました。
節目に相応しい素晴らしい映画を選んでてヨカッタ〜(これが「借りぐらしのアリエッティ」だったらと思うと・・(以下自粛))。
セブンほぼ日100記事め!.JPG


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