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映画「L.A.コンフィデンシャル」を観た!(ブラックウッド)

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【L.A.コンフィデンシャル】
1997年 アメリカ /監督:カーティス・ハンソン  出演:ケヴィン・スペイシー、ラッセル・クロウ、ガイ・ピアース、ジェームズ・クロムウェル、キム・ベイシンガー



 ジェイムズ・エルロイという作家は、「どうにかミステリに詳しくなろう」と頑張っていた時に見つけた『「ブラック・ダリア」は傑作』との評を読んで慌てて図書館で借りたくらいの記憶でしかありませんでした。

ブラック・ダリア (文春文庫)

 ちなみに「ブラック・ダリア」は…頑張って読んだんですが余り詳しくは覚えてません。ただ、当時の雰囲気というか怪しい都会に蠢(うごめ)く人間同士のドロドロした欲望とか野望について鮮烈に覚えています。

 「小説」を読んだのに、あらすじではなくて「雰囲気」の方を覚えてるってのも中々珍しい体験ですが、そのジェイムズ・エルロイ原作のクライムサスペンス映画が「L.A.コンフィデンシャル」です。

L.A.コンフィデンシャル 製作10周年記念 [DVD]
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 素性も個性も出自も何もかも違う3人の刑事たちの人間模様を描くんですが、まあ主役・脇役問わず俳優たちの「顔」が濃いこと濃いこと。

 よく現代は俳優の顔に個性が無いなんてことをしたり顔で言ったりする人もいるみたいですが、この映画を観たらまずそんなことは言えません。

 カメラマンも監督もその辺りが分かってるみたいで、特に序盤は「これでもか」と言うほど主役3人の顔のアップを撮ります。

 正に「何を書いてもネタバレ」になってしまう系統の映画なんですが、まあハリウッドってところは恐ろしいところだなと。

 お近づきになる予定はありませんが、マフィアの方々とはご縁のない人生を歩みたいと。

 要素なら語ってもいいでしょう。

 劇中の捜査の過程で、マリリン・モンローとか当時の映画スターそっくりの女たちにでくわすシークエンスがあります。

 これが「お忍びでやってきた本人とのラブロマンス」みたいな「ノッティングヒルの恋人」

ノッティングヒルの恋人 [DVD]

みたいな爽やかな話になる…訳もありません。

 そうじゃなくて、大規模な地下組織が抱えている「映画女優の夢破れた若い女たち」を「有名女優そっくりに整形させて、それで稼がせている」んですね。

 ゾッとする都会の闇の恐ろしさ。こんなのこの映画にとってはまだまだ序盤です。…観たくなってきたでしょ?

 何度もあるどんでん返しの度に驚きの連続。

 特に最後の最後に明かされる「黒幕」の正体の余りの強烈さによって、以後どの映画に「その俳優さん」が出て来ても「最後には裏切るんじゃないか?」と思ってしまうほど。

 どうやらそう思っていたのは私だけじゃないみたいで、未だにそういう評をちらほら見るほどです。


 ラストも「…そう来るのか…」とある意味呆然とする「いかにも」な幕切れ。

 キャラクターに愛着を湧かせてそれだけで引っ張る「日本アニメ」ばかり見慣れた観客にはまず受け入れられないであろうラストに戦慄です。

 これまた金欠の学生時代に観たのに迷わずパンフレット購入したタイプの映画。ロクに何も書いてなかったけど。

 タイトルも意味深でいい感じ。

 これはオススメ。




以下黒家カイミ追記。

近所のレンタル店には無くて、Amazonで中古を購入して視聴しました〜!
いや〜、面白かったです。
ネタバレしちゃうので感想は書きません。

こんなに面白くて渋くて賞とりそうな映画なのに、公開年が「タイタニック」とかぶってしまい・・・アカデミー賞9部門もノミネートされてたのに受賞は助演女優賞と脚色賞の2部門のみ(タイタニックは11部門受賞!)となってしまったそうです・・・。
アカデミー賞意外では、第64回ニューヨーク映画批評家協会賞ならびに第23回ロサンゼルス映画批評家協会賞で作品賞を受賞したり、その他いろいろな賞にノミネートしたり受賞してます。Wikipediaにも詳しく載ってたのでチェックしてみてください。


J・エルロイの「L.A.四部作」の内の第3部である原作「L.A.コンフィデンシャル」。四部作が出た順番は『ブラック・ダリア(ブライアン・デ・パルマが2006年に映画化)』、『ビッグ・ノーウェア』、『L.A.コンフィデンシャル(カーティス・ハンソンが1997年に映画化)』、『ホワイト・ジャズ』だそうです。

「ホワイト・ジャズ」も映画化されそうな話があったけど、あれどうなったんでしょうね?
2012年位までは話題になってたけど、頓挫してしまったんでしょうか。

↓映画.com「J・エルロイ原作ホワイト・ジャズにリーアム・ニーソン主演?監督は特攻野郎Aチームのジョー・カーナハン監督」
http://eiga.com/news/20120129/2/


ホワイト・ジャズ (文春文庫)



↓15分ほどスケッチ。アメリカ美女と日本美女の基準の違いを描いてみました。日本版L.A.コンフィデンシャルは、成人した人が演じてソックリさん登場でも、これでは完全NGですね・・・。

L.A.コンフィデンシャルほぼ日.jpg

↓あ、檀蜜さんや橋本マナミさんのようなセクシー女優で本人が演じればできるのか・・・(檀蜜さんバージョンが観てみたい)。

檀蜜さんほぼ日.JPG



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