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「おんな城主 直虎」各話のタイトルについて その1(ブラックウッド)*指摘受けて追記あり

おんな城主直虎タイトル由来.jpg



 大河ドラマ「おんな城主 直虎」にはどうにも「何かのパロディ」と思われるものが多いので探してみました。

第1回「井伊谷の少女」

 流石にこれは該当作が多すぎて特定できません。主人公から考えても第1回としては妥当なタイトルですし。
 観月ありさの「伝説の少女」を連想したりはしましたが。

伝説の少女
伝説の少女

…これはご指摘いただきました。「アルプスの少女」なのだそうで。なるほどねえ。

アルプスの少女ハイジ Blu-ray メモリアルボックス
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第2回「崖っぷちの姫」

 これは2012年のアメリカ映画「崖っぷちの男」ですね。

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…と思ったら「崖の上のポニョ」ではないかとの指摘が。

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 うん、崖ポニョは一瞬考えはしたんですけど、割と合わせてくるし「蘇りし者」みたいに最近の映画もつけてくるから「ポニョ」じゃないとは今も思ってますが確かにポピュラリティで言えばこっちですからね。

第3回「おとわ危機一髪」

 これは007映画の「ロシアより愛をこめて」の旧日本公開邦題の「007危機一発」が元ネタだと思われます。

ロシアより愛をこめて [Blu-ray]
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 ちなみにブルース・リーの「ドラゴン危機一発」

ドラゴン危機一発〈日本語吹替収録版〉 [DVD]
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を連想する人もいるでしょうが、これは「007」からインスパイアされてつけられていますので007の方が先。

 ちなみに「危機一髪」が正しい表記で、「直虎」はこれに従っています。あえて「一発」表記になっているのは当時の宣伝を担当していた水野晴郎氏のアイデアなんですが、このために未だにこっちで覚えている人が多数になったのは映画ファンにはお馴染みのトリビアです。

第4回「女子にこそあれ次郎法師」

 これ、わかんないなあと思っていたら『井伊家伝記』という井伊家にまつわる古文書の中の表現なのだそうで。

第5回「亀之丞帰る」

 これは簡単。菊池寛の「父帰る」ですね。

父帰る

第6回「初恋の別れ道」

 これも簡単。チャン・ツィイーの「初恋の来た道」ですね。ちなみにウッチャンナンチャンのウッチャンはこの映画が大好きなんだそうです。

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第7回「検知がやってきた」

 これは多分「ビートルズがやって来る/ヤァ!ヤァ!ヤァ!」じゃないかと。過去形になってますが、「検知がやってくる」じゃあんまりだからでしょうか。

ビートルズがやって来る/ヤァ!ヤァ!ヤァ! 北米版 / A Hard Day's Night [Blu-ray+DVD][Import]
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第8回「赤ちゃんはまだか」

 すみません。これはちょっと分かりませんでした。小説で「田村はまだか」というのは見つかるんですが。

田村はまだか (光文社文庫)
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第9回「桶狭間に死す」

 該当作沢山ありそうだけど、地名つながりだし、「ベニスに死す」かなあ。

ベニスに死す [DVD]
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第10回「走れ竜宮小僧」

 これまた色々候補は思い浮かぶんですが、あえてベタに太宰の「走れメロス」じゃないかと。

走れメロス (新潮文庫)

第11回「さらば愛しき人よ」

 これはそのまんまレイモンド・チャンドラーでしょう。「女」と書いて「ひと」と読ませてますし。

さらば愛しき女よ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-2))
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第12回「おんな城主 直虎」

 メインタイトル。格好いいなあ。

おんな城主 直虎 三
おんな城主 直虎 三

第13回「城主はつらいよ」

 これは国民的映画シリーズ「男はつらいよ」ですね。

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第14回「徳政令の行方」

 これも色々ありそうですが映画「真実の行方」かとも思ったんですが、

真実の行方 [DVD]
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個人的には「恋のゆくえ」説を推したいなと。

恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ [Blu-ray]
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 ちなみに映画漫談ユニット「ファビュラス・バーカー・ボーイズ」の名前の元になった映画です。

ファビュラス・バーカー・ボーイズの地獄のアメリカ観光 (ちくま文庫)
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…と思ったら「告発の行方」を忘れてました。これもご指摘受けました。

告発の行方 [DVD]
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一番ポピュラリティがあるのは多分これでしょう。とはいえ、これだけ似てるとどれでもいい気はしますが。

第15回「おんな城主対おんな大名」

 各種怪獣映画やら「○○対✖✖」みたいなのはいくらでも浮かびますが、敢えてこれは「クレイマー、クレイマー 」じゃないかと。

クレイマー、クレイマー [SPE BEST] [Blu-ray]
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 ちなみに物凄く文句のあるクレーマー同士の対決みたいな映画だと思ってる人もいるかもしれませんが、これは離婚した両親が子供を裁判で取り合うという映画です。
 タイトルになっている「クレイマー、クレイマー」というのは民事裁判における訴訟の名前。普通は「アーノルド対スタローン」みたいに違うファミリーネームで争うんですが、夫婦同士がお互いを訴えているので同じ名前が続くという珍しい裁判名になったので敢えて「クレイマー、クレイマー」となってしまうのをタイトルにしています。
 子供の頃にこの映画で初めて「フレンチトースト」を知りました。

第16回「綿毛の案」

 これは「赤毛のアン」でしょ。完全に語呂合わせのみ。

赤毛のアン DVDメモリアルボックス (再プレス)
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第17回「消された種子島」

 2012年のアメリカ映画「消されたヘッドライン」かなあ。

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 そういえばPKD原作の「報酬」映画化の「消された記憶」もあったか。ここ追記。

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第18回「あるいは裏切りという名の鶴」

 これは映画「あるいは裏切りという名の犬」で間違いないでしょう。

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第19回「罪と罰」

 これは流石に分かります。ドストエフスキーの「罪と罰」ですね。

罪と罰〈上〉 (新潮文庫)
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 ちなみに手塚治虫先生が漫画化にチャレンジされています。

罪と罰
罪と罰

 難解で自己満足気な文芸作品みたいに聞こえますが法廷ミステリみたいな話だったりします。

第20回「第三の女」

 これは「第三の男」で決まりでしょう。

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 ちなみに「ロボコップ」でお馴染みポール・ヴァーホーヴェン監督に「四番目の男」というのがあったりしますが多分これじゃないですね(爆)。

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 ちなみに変態に殺人鬼に妄想癖とまともな人物がほぼ出てきません。主人公からしていきなりド変態という上級者向け映画(おい。

第21回「ぬしの名は」

 うん、これは流石に「君の名は。」ですね。しかもラジオドラマ原作の実写(映画版と朝ドラ版あり)ではなくて新作アニメ映画の方でしょう。ちなみにここにきて「このドラマってサブタイトル全部何かのパロディなんじゃ?」とやっと気づきました。

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 多分次は「シン・ナオトラ」が来ると思います(爆)。

 …なーんてことを調子こいて書いてたら「いや、元祖の方だ」との指摘が。やっぱり読点(。)ありなしか。すいませんでした。

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第22回「虎と竜」

 ちょっと苦労しました。これは「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」ですね。

「ライフ・オブ・パイ/

トラと漂流 ←ここ!

した227日」

 芸が細かいなあ…。

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 [Blu-ray]
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第23回「盗賊は二度仏を盗む」

 これは「007は二度死ぬ」だと思います。

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 ちなみに日本を舞台にした映画だったりします。

 とか何とか言っていたら「郵便配達は二度ベルを鳴らす」がありましたね。

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 いや、これは完全に見落としてました。参りました。申し訳ありません。


第24回「さよならだけが人生か?」

 これは「サヨナラだけが人生だ―映画監督川島雄三の一生」から来ているみたいです。

サヨナラだけが人生だ―映画監督川島雄三の一生 (1969年)
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 ちなみにこのタイトルは物凄く印象的だったみたいで、大変な数引用されていてそういうサブタイトルを冠した作品となると数え切れないみたいですが、多分これが元祖です。

第25回「材木を抱いて飛べ」

 これは高村薫のデビュー作「黄金を抱いて翔べ」でしょう。映画化もされています。

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第26回「誰がために城はある」

 これはわかりやすい。ゲイリー・クーパー、イングリッド・バーグマンの「誰が為に鐘は鳴る」ですね。

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第27回「気賀を我が手に」

 恐らく「港の乾杯 勝利をわが手に」が元ネタ。




 「自由を我等に」説もありか?

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第28回「死の帳面」

 これまた候補はいくらでも考えられますが「死」側に注目すると「死の接吻」かと。

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 「帳面」側に注目して「デスノート」とかひねくれてみたりして。

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第29回「女たちの挽歌」

 これはもう「男たちの挽歌」そのもの。

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第30回「潰されざる者」

 これはクリント・イーストウッドの「許されざる者」ですね。

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 いやー分析してみると面白い面白い。

 ということで全話出揃ったところで続きを行きたいと思います。それでは!

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この記事へのコメント

  • Cyfuyduifyhdyiu

    何を今さら 3月から ずっと 言われていることを。
    しかも間違ってるのがたくさん

    アルプスの少女、崖の上のポニョ、 君の名はは岸恵子主演のほう 告発の行方、 郵便配達は二度ベルを鳴らす…

    #サブタイトルでしらべてみ
    2017年08月31日 07:23
  • ブラックウッド

    >Cyfuyduifyhdyiuさん

     コメントありがとうございます。
     参考になります。
     訂正させていただきますね。
    2017年08月31日 18:36
  • はらまる

    なるほど、それか!と楽しんで拝見しております。
    ただ、22回「虎と竜」ですが、火野葦平の小説に「花と竜」という作品があり、石原裕次郎主演で映像化もされました。
    また、高倉健の任侠映画「花と龍」も有名です。
    どちらか私もわからないのですが、ご参考までに(^-^)
    2017年12月03日 11:10
  • ブラックウッド

    >はらまるさん

     お返事遅れてしまいまして申し訳ございませんでした。

     感想ありがとうございます。
     私の考察も穴らだけで…恐縮です。後半は元ネタを隠さなくなって来てますので比較的簡単かなと。
     反映させたいと思いますので少々お待ちください。
     ご指摘感謝です!
    2017年12月12日 19:36